「今回は最終回。PDについて解説するよ」
「ぴーでぃー」
「そう、PD。パーソナルデバイスの略。現代魔術科学社会の必携品だ」
「これも脳みそに入れるのか……?」
「いいえ。これは携帯するものね。変形するのよ、モバイルフォン型、ノートパソコン型、タブレット型とか」
「ふむ。演算装置か?」
「そうですね。俺もあんまり詳しくはないのだけれど……」
「エルーデュ学院では教科書など紙媒体の類を一切使用せず、端末で読み込めるカートリッジに学習内容や辞書を詰め込み支給するのよ」
「ほう? 本を持たないのか。しかし、PDを持てない生徒もいるのでは?」
「苦学生などの為に、自身のPDを持たない生徒には無料で貸与されるよ」
「在籍中は完全に自分のものとして扱えるけれど、卒業・退学時には必ず返却・でーたの完全消去を行わなければならないんでしたね」
「うん。でも、その際一部を除いたデータのコピーを入れたメモリーカードは受け取ることが出来るので新しいPDを買えるようになれば問題ないよ」
「ふむ……便利なものなんだな」
「有力企業三社が提携し、最新鋭技術を駆使して開発した商品だもの。その圧倒的な利便性から爆発的なヒットを得ているの」
「みんな持ってますもんね。俺はがらけーでしたが、PDを持たされてからは便利なものだと思いました」
「さて……PDの話はここまでにしましょう。このコーナー最終回、でしたよね?」
「うん、残念ながら。もっとみんなと話していたかったね」
「楽しかったです。色んなことが知れました」
「私もだ。とても興味深かった」
「これからもコンテンツ自体は続いていくから、画面の前の皆さん。どうぞ宜しくお願いします」
「お願いします!」
「お願いするのだわ」
「お願いします」
「それじゃあ、機会があればまた今度。ありがとうございました!」